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心のしくみ
ヨーガの知恵
ヨーガの知恵では心身の動きを馬車に例えたお話があります。
人はどのように心は揺れ、迷うのでしょう。心のしくみをヨーガの知恵から学んでいきます。
記事の項目
心の目的地「自由」とは
心のしくみをお話しする前に、心身は何を目的にしているのでしょう。ヨーガでは心身の「自由(モークシャ)」を目的地とします。
例えば…
好きなことを続けていくと、時に執着心が生まれることがあります。執着心は、好きなことが出来なくなった時「やりたいことが出来なくなった。」と苦しみを生み、心を縛りはじめます。
心の縛りは他にも、驕り、見栄、恐怖、不安、無知などさまざまです。この心に刻んできたトゲ、ヨドミ、ズレを平にすること。「自由」にすることを目的地としています。
心の中で動くもの
バカヴァッドギータ(ヨーガの聖典)より、心身を「馬車」に例え、心の動きについて説明されています。

イラスト全体を一人の人間とし、馬、馬車、手綱、御者、乗車する人、走る道、目的地を心身の中にもつ役割に例えています。ひとつひとつみていきましょう。
⚫︎馬車の目的地 = 自由(モークシャ)
心のトゲ、ヨドミ、ズレを平に癒し、心身の自由を目的地としています。上記の"心の目的地「自由」とは"をご参考下さい。
⚫︎馬車が走る道 = 外界・外側
自分以外の全てを指します。悪口、褒め言葉、暑い、寒い、明るい、暗いなど外側にある刺激を表します。
⚫︎4頭の馬と馬車(乗り物) = 五感・感覚器官
馬は視覚、聴覚、嗅覚、味覚を表し、馬車は触覚を表します。人は、外側からの刺激をまずは五感(肉体)で受け取ります。外界からの最初の窓口です。
⚫︎御者(手綱を操り運転する人) = 知性・理智(ブッティ)
りんごは「赤い。丸い。酸味、甘み。手のひらサイズ。」などの情報(五感)を受け取り、理解し、他のものとどう調和するか、考え柔軟に対応する知性を表します(感情は入りません)。
※バカヴァッドギータでは、ブッティ=知性、理知
⚫︎手綱(馬と御者を繋ぐもの) = 心・意志(マナス)
りんごは「赤い。丸い。酸味。甘味。手のひらサイズ。」などの情報(五感)を受け取り、美味しい、不味い、綺麗、美しい、汚いなど、心の揺れを表します(感情も含まれます)。
※バカヴァッドギータでは、マナス=心・意志
⚫︎主体(馬車に乗車する人) = 真我・真の自己(アートマー)
身体や思考、感情は変化しますが、不動な核、個人の本質を表します。
心はなぜ揺れ動くのか
まずは手綱に注目してみます。
手綱とは、馬から御者へ御者から馬へと繋ぐ役目です。心は五感(情報)と知性を繋ぐということ。その際「楽しい、怖い」などの感情が生まれると、素直に伝わり辛くなります。無意識によぎる感情が入り「あれにしよう。やっぱり、これにしよう。」と心は揺れ、不安や迷いが発生することがあります。
御者に注目してみます。知性の部分です。五感から心を通り「楽しい、怖い」などの感情がプラスされた知性は、純粋な情報+感情が混りインプットされることがあります。
「人参はオレンジ色で土に埋まっていて、食べると不味い。」とインプットされると、食卓に人参が出てくると苦手意識を持ちはじめるかもしれません。また、五感より意志(知性)が強く出ると「人参は不味い。」とまで感じなくなっていても、子供の頃から蓄積された苦手意識が邪魔をし「美味しい。」と感じられなくなるかもしれません。
ここでは、手綱、御者、4頭の馬を上手にコントロールし、運転している様子を心のしくみに例えています。ヨーガは私をスムーズに運転する練習なのです。
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