※前編の「気付き -断捨離編-」から読んで頂くと流れがわかります。
認める
自分の驕りに1つ気がついたら、他にも「驕ってた〜。」と思う自分をみつけています。1つあるということは、他でも出ているはず!そして、美しさ見窄らしさなどに囚われず、どんな自分も丸っと素直に受け入れる柔軟さが認めることへの近道です。
例えば…
(私の場合)
家事をやっている時、ソファーでゴロゴロしている家族をみると「たまには手伝ってよー。」と苛立つことがある。
バレエの練習をしている時、上手にみられたいと思って踊っていることがある。
他にもいっぱいありますが…
ひとまず上記2点の心情を探ってみます。
すると、
家事をし「こんな風に我が家を円滑に回したいな」という理想像があります(これは自然なこと)。それを乱そうとする行動に苛立っています。これは、私の理想像を相手へ強要したがるという驕りの発見です!
バレエは表現力、伝えようとする意識がとても大切です。ですが「上手にみてもらいたい」は私の見栄であり、理想通りにみて欲しいという驕りの発見です!
このような、私の思考・言葉・行動などから出てくる驕りをみつけていくと…
「こんな私もいたのかー」とショックを受けることもありますが、時間をかけながらゆっくりと全てを受け入れることで「ここにもある。あっちにもあった。」と様々な驕りを"認める"ことに繋がっていきました。
許す
自分の「しこり(今回は驕り)」を認めたら、そんな自分を許していくことです。これが身についてくると、苛立ちや頑固さが消えていく。上手く進まなかったことがスムーズに流れはじめる。視野の広がり。可能性の広がり。などの変化を体験しています。
まず、先ほどの二つの例で、やっていること!
お家がどんなに乱れようとも「やらなきゃ。時間がない。」と思う時はやらないこと。整えたい。掃除したい。など"やりたい"と思った時にやるようにしています。こうあるべきという自分の理想像(思考)よりも、自分の心を優先することにしています。
バレエは、とにかくメロディーを身体の中に取り入れること。思考で踊らず、気持ちよく踊ることに集中しています。
やってみた変化…
家事に彩りが出てきました。(床・便器・植物などとの)コミュニケーションがとても増えています(鼻歌も♪)。掃除中「あれ、この傷どしたの?痛そう〜。」水やり中「暑かったね〜。喉カラカラだよね〜。いっぱい飲んで〜!」など…。自然と床の傷の手当てをしていたり。家事が気持ちぃー。と心身の喜びになってきています。「やらなきゃ」でやる家事は作業化しやすいこと。家事の楽しさを感じにくいことにも気づきました。
今までのバレエの練習は真顔が多く、舞台の練習で表情をつくるというスタイルでした。更に(私の経験上)、上手くみられたいと踊っている時ほど、上手く踊れないんです。今は、音楽に体が溶け込む感覚がとっても気持ちぃーんです。すると終始口角が上がりっぱなしになります。心が笑うと、表情に現れるんですね。元々踊ることは好きですが、踊る楽しさが倍増しています。
そして、驕りは自分を苦しめることばかり。
驕りは、自分の成長を止める。
驕りは、心身を貧しくする。
驕りは、他者を傷つけ、自分を傷つける。
驕りは、貪りやすい。等…
これらが消えていくと、
鼻歌歌っちゃいます。口角が緩んじゃいます。自分の成長がわかってきて…心身喜んじゃいます。
「気づく。認める。許す。」は直ぐに体感することでもありません。ひたすらのんびり自分との向き合いです。
自分との向き合いで大切なことは、思考と心の違いです。思考の「やりたい」を解し、心の「やりたい」をみつけること。
私は気がつくと思考が大きく動きやすいので「これは思考の意思?心の意思?」と向き合うようにしています。
と言いつつも…
"ヨガを編む"を書いていると、すごーく分析しました!!!
普段は自分の中でピピピッと時系列もグチャグチャに繋げていますが…。書き留めようとすると頭でっかちになっています(笑)
自分との向き合いは、明日気付くのか、3年後に気付くのか、いつ気付くのか、昔の経験が今繋がった。なんてこともあります。
なので、なんとなく繋がったのであれば、細かく分かりやすく分析しなくていいんです。体験(感覚の理解)で十分。この体験を何度も何度も繰り返すことが、生きる喜びになっていると私は感じます。
そして、この向き合いは私の体験談であり一例です。皆さん一人一人に異なる"しこり"、向き合い方があります。それを解いたり、編み直したり、休憩しながら私を編んでいます。
これからどんな私が作られていくでしょうか…。
ふふふっ
楽しみです!
ここまでで「断捨離編(私の驕り)」のお話は終わります。
次の新たなお話へ続きまーす。
恵果